2015/02/18

格差問題についての考察「ホリエモン的、格差論と格差と言われる価値基準」

2年ほど前に大竹まことさんのラジオ「ゴールデンラジオ」にホリエモンが出演していた。ホリエモンは一般的に誤解されている部分が多いと思うが、このラジオでは本来の彼の基本的な考え方を見ることができると思った。


で、その中でも個人的には彼の言葉で気になることが以下の二つ。
  1. 「この先の日本は格差が広がり、世界の格差はなくなっていく」
  2. 「格差をお金で計る方が拝金主義的じゃないか?」 
ひとつ目の「この先の日本は格差が広がり、世界の格差はなくなっていく」という下りがあるが、番組内でも大竹まことさんが、決まり文句のように、格差について語り始めたときに、ホリエモンが誤解を解くように付け加えた。

大竹さんもそうだし、最近のピケティさんブームで格差問題について改めて話題になっている中での議論もそうだけれども、皆、日本の格差の話とごっちゃにして話すので分かりにくいが、日本のような先進国の国内問題としての格差問題なのか、先進国と後進国との格差問題なのか、はたまた、国は関係ない相対的な格差なのか? そこを定義しないとイマイチ分かりにくい。ホリエモンも、その辺を言い直したんだと思う。

もちろんピケティさんは先進国も後進国も関係なく、各国を相対的にデーターを絡ませて結論づけているんだろうけど、明らかに、日本のマスコミやネット上の大部分は、日本の格差だけの話をしていると感じる。。ピケティさんが言うんだから日本は格差があるのだと。。
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東京財団というサイトでこの辺の考察してます。
ピケティ「21世紀の資本論」に対する疑問-資本の定義に矛盾あり
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そもそも格差是正をしなければいけないことは、日本人同士の国内格差問題以上に、発展途上国のとてつもなく貧困な層の人たちと、先進国で普通に生きられる人たちとの格差じゃないのかなぁと僕なんかは単純に思ってしまう。そうしたとき、資本家たちの投資による企業活動以外に誰がサスティナブルにその格差を是正していけるんだろうか? 政府に税金を払って正しく格差是正のために再分配されるんだろうか? 

僕は、まったくその考えには否定的。そもそも、政府から出てくる税金を肥やしにしている志のない資本家ばかりなのが問題で、本来の資本主義という考えが問題なのではないと思う。また、税金で再分配するより、資本主義のルールの中で、お金を回した方がよりクリーンだと思う。また、彼ら真の資本家が、資本主義のルールの中で、民主主義的な視点で、その格差是正のための活動を進めていく。いままでやってきたし、そうやって日本も、東南アジアの国々も発展してきて経済的にも豊になり、格差是正につながってきたと思う。この流れを加速させるのが今だと思う。

ふたつ目の「格差をお金で計る方が拝金主義的じゃないか?」 という話は、その格差問題につなげる形で、ホリエモンが話を広げていった。彼は、いま語られている格差の価値基準はお金なんだけど、そもそも、価値基準はお金だけじゃない。最低限生きられないほど格差があるのは良くないが、日本はそうでもない。もっと、価値基準をお金じゃない部分にも振り分けられてもいいのでは?というのが彼の主張。

僕はそれに付け加えて、日本の格差の問題の捉え方として、格差を感じている人と、格差をつけている富裕層の気持ちのギャップが広がっているのが一番の格差の広がる要因だと思ったりする。 というよりも、格差を感じている人たちの諦めのようなものかもしれない。僕はその諦めは否定はしないけれども、現状の資本主義のルールの中でやっていくのであれば、そういう諦めを持った人は、甘んじて、格差を受け入れるべきだと思っている。

ただ、それは、格差格差とがんばりもせずに文句を言う人たちに向けた話であって、さっきホリエモンの価値基準の多様性を踏まえて考えれば、文句を言わずに、格差はあっても、お金は少なくても、身の丈にあった生活や、家族や友達との生活を大切に生きていくことは、諦めでもなんでもなくて、それは、彼らの価値感であって、それがみんなの価値感となれば、そこにまた市場が生まれ、既存の資本の入れ替えが自然と起こってくるんじゃないかと。彼らにとっては、お金はそれほど必要じゃなくなるので、お金の価値が異常に下がる。そうなった時は、なにもお金としての資本を持っていることが重要ではないのかもしれない。。彼らの新たな価値観が市場の資本となる。。

グローバル化や、資本家に文句を言う前に、僕ら新しい世代は、新たな価値を生み出すことで、資本構造を変えて行くくらいの意気込みで、とにかく新しいことを進めていけば、日本においてはそれほど問題ないと僕は思う。