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格差問題についての考察「ホリエモン的、格差論と格差と言われる価値基準」

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2年ほど前に 大竹 まことさんのラジオ「ゴールデンラジオ」にホリエモンが出演していた。ホリエモンは一般的に誤解されている部分が多いと思うが、このラジオでは本来の彼の基本的な考え方を見ることができると思った。 で、その中でも個人的には彼の言葉で気になることが以下の二つ。 「この先の日本は格差が広がり、世界の格差はなくなっていく」 「格差をお金で計る方が拝金主義的じゃないか?」  ひとつ目の 「この先の日本は格差が広がり、世界の格差はなくなっていく」という下りがあるが、番組内でも大竹まことさんが、決まり文句のように、格差について語り始めたときに、ホリエモンが誤解を解くように付け加えた。 大竹さんもそうだし、最近のピケティさんブームで格差問題について改めて話題になっている中での議論もそうだけれども、皆、日本の格差の話とごっちゃにして話すので分かりにくいが、日本のような先進国の国内問題としての格差問題なのか、先進国と後進国との格差問題なのか、はたまた、国は関係ない相対的な格差なのか? そこを定義しないとイマイチ分かりにくい。ホリエモンも、その辺を言い直したんだと思う。 もちろんピケティさんは先進国も後進国も関係なく、各国を相対的にデーターを絡ませて結論づけているんだろうけど、明らかに、日本のマスコミやネット上の大部分は、日本の格差だけの話をしていると感じる。。ピケティさんが言うんだから日本は格差があるのだと。。 ---------------------------------------------- 東京財団というサイトでこの辺の考察してます。 ピケティ「21世紀の資本論」に対する疑問-資本の定義に矛盾あり ---------------------------------------------- そもそも格差是正をしなければいけないことは、日本人同士の国内格差問題以上に、発展途上国のとてつもなく貧困な層の人たちと、先進国で普通に生きられる人たちとの格差じゃないのかなぁと僕なんかは単純に思ってしまう。そうしたとき、資本家たちの投資による企業活動以外に誰がサスティナブルにその格差を是正していけるんだろうか? 政府に税金を払って正しく格差是正のために再分配されるんだろうか?  僕は、まったく...

佐世保女子高生殺害事件での「親の責任論」に対して思うこと。。

 先月起きた、佐世保の女子高生殺人事件で、同じ年の子を持つ親としてちょっと思ったことを書きたい。 まず、被害者の女子高生のご冥福を祈りたい。同時に、被害者のご両親に対しては、同じ年の子を持つ親として、現在の心境を思うと、非常に辛い。。 で、辛いと同時に、今回の事件は、同じ年の子が居る親としも非常に気になることが多いんだけど、何が気になったのかというと「親の責任論」について。 報道内容については、様々でており、加害者の情報や、親の情報も少しずつ表に出てくると思うけど、現時点で犯人とされる少女が猟奇的殺人事件を起こし、その責任は誰にあるのか?という部分で「親の責任だろう」という議論が多かったので、少し考えさせられた。 最初に個人的な立場としては、未成年の犯罪の責任は、どこまでいっても親が負う責任だと自分自身は思っているし、親の教育は大切だと思っている。ただ、本質的な問題として、親や、子が受けた教育が正しければ、こういう事件が起きないかと言えば、それは全く別問題だと思う。 結局、こういった未成年の猟奇的殺人事件に対しての、一般的な一定の結論というか、腑に落ちた見解はなく、自身もモヤモヤした感じで、現在、親になり、事件を起こした子と同じ年の子を育て、ちょっと他人ごとではない感じでいる。。 で、それを踏まえて色々見聞きすると、 親の責任論者の方にも、ツッコむ論点が色々あって、 ・親の教育の問題 ・育った環境の問題 ・学校や教育関係者など間接的な関係者の問題 と、この辺が多い。 親の教育問題については、多くは報道されてないので、まったくの憶測でしか語ってはいないだろうけど、まぁ、普通に考えると、それがあるかもしれないレベルが今の議論の状況。 育った環境の問題も、親の教育の問題と同様に、親に離婚歴があるとか、父が弁護士で、母が教育委員で、加害者の子も事件は数々起こしているが、勉強や運動的には優秀で云々。。 学校や教育関係者などの間接的な関係者問題も、教育委員会の隠蔽問題や、親が元教育委員会だったとか、、相談所や病院の対応云々。。 まぁ、どれも、いつもの議論なので、タイトルの親の責任論に絞って話をしたいんだけど、 まず、仮に親の教育に問題があり、劣悪な生活環境で育った場合でも、そういう事件にならないケースは沢山ある。それは皆が...

スマホ開発

http://www.gizmodo.jp/sp/2014/04/diyara.html?utm_source=rss20&utm_medium=rss

これからは、今までの日本人感覚は抑えて生きるべきか?

海外で、活動していると、自分の日本人感覚が邪魔になるときが沢山あります。 日本では当然あたりまえの事も、海外では当たり前ではない事は沢山あって、それはそれで周知の事実なんだけれども、日本人としての感覚はそう簡単に変えられるものではないのも現実です。 海外で出会う日本人の方たちも、当然そういう思いを持ちつつ、日本人感覚と現地人感覚という境目をどう理解するべきかを日々考えていて、日本人が集まるとそういう話題が事欠かないものです。ただ、各自、自分の頭の中でバランスを取り、納得できない!と日本人感覚で文句を言いながらも、落とし所を見つけながら、現地の人たちとの交流をしています。。 さて、そんな中で、僕がいま悩ましいのは、そうは言っても、日本人感覚を払拭するくらいな心持ちで、現地で頑張らないと、実際は頭の整理がやっぱりできないということです。当然、頭の先から足の爪先まで全神経日本人ですから。頭では、日本人とは違うんだと思っても、日本人としての本能が騒ぎ出し、コレじゃやっぱダメだろうとか納得できない思いが次々出てきます。海外に滞在する度に、「自分は典型的に日本人なんだなぁ」と感じる瞬間です。別に、日本人としての自分が嫌だとかいうことではなく。。捨てきれないという意味において。。 そういった考えについての解決策として、日本のメディアで、日韓問題や日中問題がテーマとして取り上げられるときに、「各国の主張が違うのは、文化的・思想的背景が違うのだからしょうがない」とか「お互いの国が分かり合う必要はないし、分かり合えることはない」などの意見がよくあります。僕もなるほどと思って、時々自分に言い聞かせてみたりしますが、どう考えても、なんかネガティブな気持ちが残るんですね。。しょうがないってなんだよ!って具合に。。自分の日本人的感覚の中では、正解は出ているのに、そうできない苛立たしさ。。でも、しょうがないかと諦めるしかない悔しさとか。。こういう時に、やっぱり、日本人感覚を持ちつつ、そういう取り組みをすることへのストレスの高いことと言ったらないです。。(かなり日本人だな僕は、、。) ただ、もう一つ思うのは、こういう「しょうがない系」意見は、日本の中から観た意見なのかなぁと。まぁ、当たり前なんですが。。というのも、海外で活動している人のジレンマとして、海外で日本人として生きるの...

マレーシア KLセントラルからKLIAへのバス情報

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3月5日からのマレーシア出張も今日で最終日。 帰国直前に、空港までをどのように行くかは毎回、出発時間や、滞在しているエリアにより、検討する経路が違うが、最近では、エアアジアを使うことも増えたため、 LCCTへの行き方は慣れた。 今回は、久々にKLIAからの便を利用のため、 ネットで、KLセントラルからのバスの時刻表を探していたら なかなか見つからなかったので、こちらにメモ。 KLセントラル/KLIA間を往復しているAIR PORT COACH http://www.airportcoach.com.my/ 1時間おきに23時まで1本ずつ。 時刻表を転載

アベノミクスの成長戦略の素案について

 成長戦略の素案発表段階で思わず、ダメだこりゃと思ってブログをしたためていたが、もう少し様子を見ようと、公開を控えていた。でも、結構、世間も酷評なんで、それほど毒にもならないと思うので、公開してみる。   ただ、ちょっと前置きを付け加えると、 僕は酷評が世間の多数意見になることは、意外と言えば意外だった。。 株価も高騰、円安も進んでいたので、アベノミクスの言っている通りに動いていることに、なんだか期待みたいな一般の人たちの雰囲気もあっていいと思った。 でも、実際は期待できないという方が多数派だ。 また、投資家たちは、具体的に何に落胆して、日本への投資を引き上げたんだろうか?という疑問が残った。。 「思った以上に大胆でなかった」とかはよく言われるけど、雰囲気でダメってなってる感じもする。 市場はそんなもんだと言えばそうかもしれませんが、でも、皆、その雰囲気的にダメってところの核になる部分は、なんとなく共通認識みたいなものがあるようにも思った。 僕なりに感じるのは、成長成長と声高にドヤ顔で叫んでいる安倍首相や、政府関係者の雰囲気にちょっと違和感があるというか、空気読んでない感じがあるんではないだろうか? 僕自身そうなんだけれども、成長はいいんだけど、もうちょっとベクトルの違う成長というか、成熟というか、新しい価値観というか、今までとは違う期待感が欲しかったんだと思う。 結局、皆はどういう戦略が欲しかったのかは、いろんな人の声が聞けるといいんだけどね。。 さて、素案が発表された時の感想にその辺のこと書きました。 皆さんは成長戦略にどういう印象を持ってますか?コメントくれると嬉しいです! 以下は素案発表時のブログ下書き) アベノミクスの3本目の矢と言われる成長戦略の政策素案が発表された。 過当競争、過小投資、過剰規制を期間を決めて是正するというもの。 過当競争の是正は日本の産業をリードしてきた、電機産業の企業の統合が 進むように、税制面で後押しすることらしい。 過剰規制は、元々問題にされていたので、 説明はいらないかな。。 あと、過小投資の是正。これは、企業や個人が、実はお金持ってるのに投資が極端に少ないとか、企業...

UKのWEBデザインは素敵。。

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SIMON FOSTER MEMOPATCH というUI専門のWEBデザイン会社「 goodpatch 」が運営するデザイン系のブログがありますが、そこに 世界のWebサイトを巡る旅 UK編 って記事があります。 UKのWEBデザインがいくつか紹介されてるんですが、特に、 SIMON FOSTER って、サイトがいい。画面のイメージ最初に貼り付けてますが、まず、最初に、このサイトのデザインはWEBサイトのベスト!って思いましたよ。 まあ、ここまでシンプルに仕上げるのが最高にデザイン的に難しいんですが、改めて、WEBデザインってこのサイトみたいに基本テキストをベースにデザインしなきゃって思っいます。コレは究極に再現されていて気持ちがいいくらいです。 ちょっと、色々、自分たちも考え直そっ。。