日本のマレーシア報道に対しての違和感など。。



GW中に報道2001でマレーシア特集が放送されました。
ちょっと、マイナーなイメージだったマレーシアがこの番組で少しは注目されるのは良いことかなと感じてます。また、家族で移住を持ちかけている私にとっても少し追い風になってます。。

さて、ただ、マレーシアに在住のマレー人や在日本人には、少し違和感の残る内容だったようです。私も、マレーシア滞在がまだまだ浅いのですが、同じく違和感を感じる部分はありました。

違和感1)
 不動産のお買い得感満載のように紹介しているが果たしてそうか?

これ、実際住むと分かりますが、中国同様、ビルやコンドがどんどん建設されてますが、実際入居して住んでいる雰囲気のない建物が沢山あります。これからということなんでしょうけど、大体、買った不動産の家賃収入を期待する場合は、誰が借りるんでしょうか?マレーシアの人口は2,900万人でそれほど多いとは言えません。海外からの移住組みが借りる、もしくは買うということもあるかもしれませんが、番組で紹介しているほどではない気がします。また、安いと言ってますが、建物自体、実際は日本で考える品質の物件はおそらく期待できない気がします。見た目では豪華ですが、かなり、作りが雑で、朽ち果てるのが早い。。新しくどんどん経つので、古い物件はどんどん廃れていくような気がする。中国でもこの問題があり、良く聞くのが、マンション購入して、3年でビルオーナーが立て直しを敢行。古い購入者に賠償してでも、新しく立てて売った方が儲かるという異常な状況で、番組でもあるように、建ってない状態から売りに出て値段が上がるような状況なので、要は売れればいいという感じなんだと僕は感じます。。

あと、番組で取り上げられていた不動産業者さんの雰囲気が怪しい。。
コレ一番違和感あります。。
(マレーシアで会ったらどうしよう。。良い人だったらスミマセン。。)

違和感2)
子供が可哀想。。

マレーシアの教育環境は私も個人的には、子供にとってとてもいいと思ってます。
いろんな人種の方が居る中で、国際的な感覚が身につくだろうと期待する親は多いと思います。ただ、番組であるように、教育のためだけに移住していく親たちに少し違和感を覚えます。実際、中1の息子と番組を見ていて、お母さんが、子供に無理やり英語でやり取りさせようとするシーンに息子が思わず「可哀想、、。」とひと言。。(お母さん、お父さんの気持ちは凄く分かりますが、、。)

これは、僕がマレーに居て感じることですが、マレーの多くの人がマレー語、英語で会話をしてますが、どれが母国語として自分のアイデンティティーになっているのかは疑問です。実際はマレー語が基準とはなっていますが、現地の方でマレー語の読み書きができない人は多いみたい。。会話も危うい人も多いようです。。マレー人同士で英語で話す光景もよく見かけます。。実際、私の友達のチャイニーズ系マレー人もマレー語怪しいです。。

まぁ、今後はこういう感じになるんでしょうか?
自分の文化的背景は、個人のアイデンティティーにつながるものなので、一つ核となるものは持った方がいいのかなと個人的には感じますので、無理やり幼児からインターナショナルでなくても、日本人なら現地日本人学校に中学まで行って、そこからインターナショナルスクールでも遅くない気がします。。

違和感3)
日本サービスの導入。

これ、凄くいいと思ってたんですが、現地のフレンドリーで気軽さがとってもいいとおも思ってます。高級なお店ならそういうところ期待しますが、例えば、ヤマトで帽子を取って挨拶するとか、、和民でいらっしゃいませと日本語で言わせるとか、膝まづくとかはいらないかなと、、。日本人の僕でも思うんだから、現地の人はもっと思っている気がします。マレーの人はとってもスマイリーだし、フレンドリーなので、基本的な部分は問題なし、そういうことよりも、料理の安全性とか、注文システムとか、また、ヤマトなら、指定時間に届くとかいう、実際のサービス部分の強化に日本のノウハウが入ってこれば、これ最高と思います。。



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